みなさん、こんにちは。30代会社員で現在1年間の育休を取得中の3児の父takatyです。
野球を始めたばかりの小学校低学年の子が上達するためには、技術よりも「野球って楽しい!」と感じてもらうことが最も大切です。
「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、何事も好きなことには熱中し、上達するスピードも格段に違います。
そこで今回は、遊び感覚で取り組めて、しっかりと基礎技術も身につく練習メニューを3つご紹介いたします。
小学校1年生から野球を始めた我が長男(現在は小3)が実際にやっていたメニューばかりですので、ぜひやってみてください!
低学年の練習は「楽しく」「飽きさせない」が重要
小学校低学年のうちは、まずは「野球の楽しさ」を知ってもらうことがなにより重要です。
練習が楽しくないと来たくなくなってしまいますからね。技術云々よりもまずは「楽しい」です。
もちろん投げ方や取り方、打ち方などの基礎的な指導は必要ですが、楽しい練習メニューの中に基礎的な指導を組み込んでいけるのがベスト。
そして、練習時間もなるべく短くして、色々なメニューをしていくと子どもたちは飽きずに楽しくやってくれます。
個人的な経験から言うと、15分もすると集中力が切れてしまって、ほかの子とふざけ始めたりするので、こまめに休憩も挟みながら、やっていくのが良いと思います。
【おすすめ練習1】手のひらにボールを当てる
野球をはじめたばかりの小学校低学年の子は、いきなりキャッチボールをするのは難しいのは言うまでもありません。
少年野球でよく使う軟式ボールでも、顔に当たればケガをしますし、恐怖感を与えてしまうことになりかねないので、まずは、グローブをつけずに手のひらにボールを当てる練習をすることがおすすめです。
まずは短い距離で向かい合って立ち、捕球時と同じようにグラブ側の手を構えます。
柔らかいゴムボールや穴あきボールを下から投げて、手のひらに当てるというシンプルな練習です。
まずは、構えているところに狙ってボールを投げ、慣れてきたら徐々に上下左右に動かしていくとレベルアップしていきますよ。
手のひらに10球中何球当てられるかといったゲーム感覚でやってみると子どもたちも楽しんでやってくれます。
注意点として、極端に低い場合を除いて、構えた手のひらが下向きにならないようにすることです。
小学校低学年のうちは、山なりに飛んできたボールに対して、お皿のようにグラブを下向きにしてしまうことが多いからです。
この練習を重ねれば、「ボールをキャッチする」感覚が身につくこと間違いなしです。
【おすすめ練習2】ネットスロー
先ほどは、「ボールキャッチ」に特化した練習でしたが、お次は「スロー」に特化した練習です。
「ボールキャッチ」と「スロー」を分けて、なるべくやることを単純化することで、子どもたちの理解や上達も早くなると思います。
ネットスローでは、上手く投げれなくてもネットが受け止めてくれるので、「変なところに投げてしまった~」とか気にせずにたくさん練習できます。
また、スローの際は、いきなりピッチャーのように投げさせるのではなく、「グラブ側の肩を送球方向にしっかり向ける」「トップを作った状態から投げる」といった工夫をすると、きれいな投げ方が身に付きやすいです。
そのほか、低学年では身体の回旋動作がうまくできないことが多いので、指導者が補助をしてあげることで、身体の使い方を覚えるようになります。
練習用ネットがあれば家の中でも練習ができるので、ぜひおすすめのアイテムです。
我が家も子どもの部屋に設置して、スローやティーバッティングをやっています。
ネットにタオルなど目標物になるものを付けて、そこを狙って投げるのも楽しいですよね。
投げ方に関しては、この動画が参考になりますので、ぜひご覧になってください。
【おすすめ練習3】置きティーバッティング
続いては、バッティングです。
バッティングもいきなり前からボールを投げて打つのは難しいので、まずは置きティーから始めるのがおすすめです。
置きティーに関しては、間違いなくこれ一択です。高さも64cm~95cmまで調節可能なので、小学校低学年でもちょうどよい高さに調節することが可能です。
はじめのうちは打ち方は気にせず、とにかく思いっきり振ってボールを遠くに飛ばすことの楽しさを知ってもらえるとやる気アップに繋がります。
また、打ち方については、Youtubeなどでも色んな人が様々なことを言っているため、「どれが正しい情報なの?」と迷ってしまうかも知れません。
個人的には、打ち方は人それぞれなので正解が一つではないと思っていますが、小学校低学年に指導する観点で、おすすめの動画も貼っておきます。
【まとめ】楽しみながら基本を身につけよう!
野球を始めたばかりの小学校低学年の時期は、技術の習得よりも「野球って楽しい!」という気持ちを育てることが何より大切です。
そのために、ゲームっぽさも取り入れた練習メニューにすることで、自然と野球にのめり込んでくれるはずです。
野球にのめり込んでくれれば、こっちのもの。
今回ご紹介した3つの練習メニューを参考に、お子様と一緒に野球を楽しんでいただければと思います。


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