【少年野球】左投げは有利?向いているポジションや成長の支え方を解説!

左投げ 野球
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みなさん、こんにちは。30代会社員で現在1年間の育休を取得中の3児の父takatyです。

お子さんが野球を始めたとき、「左利きだけど、どのポジションが合うのだろう?」と悩む保護者の方は多いと思います。

長男(小3)も左利きで、数少ない左投げとして日々頑張っています。

野球では右利きに比べて左利きの守れる場所が限られているため、ポジション選びはとても大切です。一方で、ポジションが限られているからといって限定的な練習ばかり続けると、せっかくの長所を伸ばせないこともあります。

だからこそ、左利きならではの強みを理解し、成長を後押しできる環境を整えてあげることが重要です。

本記事では、左利きに向いているポジションや育て方の考え方を、わかりやすくお伝えします。

左投げの特徴と守れるポジション

左投げの選手は、守備や打撃で特別な強みを持っています。

なぜなら、左投げは約1割と言われており、相手にとっては見慣れない動きとなり対応しづらいからです。

例えば、左投手であれば、走者を一塁に置いたときのけん制がしやすく、盗塁を防ぎやすいと言われます。打撃でも左打席に立つと一塁までの距離が短いため、出塁の可能性が高まります。

ちなみに、後天的に右打ちから左打ちに変更することは可能ですが、右投げから左投げに変更することはかなり難しいと言えます。

我がチームでも入団後に左打ちに変えた選手が複数名いますが、特に低学年のうちであれば、数か月から半年ほどの練習打てるようになります。

左投げで守れるポジション一覧

左投げの選手がよく守るのは、投手、一塁手、外野手です。

理由は、これらのポジションでは送球の方向や体の向きが自然で無理が少ないからです。

例えば一塁手であれば、内野からの送球を取ってそのまま走者にタッチしやすいですし、外野手なら、そのまま本塁や二塁に送球する流れに合うため有利になります。こうした点から、左利きには適した場所がしっかりあるのです。

その中でも特に、投手においては左投げが有利に働きますが、詳細は「左投手の有利ポイント」で解説します。

左投げで守るのが難しいポジションとは?

一方で、左投げでは守るのが難しいポジションも存在します。

それは捕手、二塁手、遊撃手、三塁手です。

なぜなら、内野手はゴロを捕球した後、基本的にはファースト(自分の左側)に送球することが多く、左投げでは送球するのに時間がかかるからです。

捕手は、本塁でのクロスプレーでは左側にいるランナーにタッチすることになり、左投げではタッチに時間がかかってしまいます。

したがって、守れる場所と守りづらい場所を理解することが大切です。

左投げの強み(メリット)は?

左投手(ピッチャー)の強み

左投手は少年野球でも特別な存です。

なぜなら、右投手に慣れている打者が多いため、左投手の投げる球に慣れていない選手がほとんどだからです。左投げがいないチームもザラにありますからね。

私も野球をやっていた頃は、左投手が苦手でした。私自身が左打ちなので、右投手と比べて背中側から投げられている感じがどうしても慣れませんでした。

さらに、けん制がしやすい点も強みです。一塁走者に対して体を大きく回さなくても送球できるため、盗塁を防ぐ力が高まります。

実際に、高校野球やプロ野球、MLBなどを見ていても、数多くの左投手が活躍していることからも左投手はチームにとって大きな戦力になることがわかります。

外野手での強み

外野手は、飛んできた打球によって送球先が変わるので、左右の差は特にないと言えます。

強いて言うなら、ライトが左投げの場合は右中間の打球を処理しやすく、また、ライト線の打球を素早く二塁へ送球することができる点です。

左投げは不利になる?

内野手(ファースト以外)や捕手を守るのが難しいとなると、親としては「選べる場所が少ないのでは?」と心配になるかもしれません。

しかし、これは裏を返せば「適性がはっきりしている」とも言えます。つまり、左利きならではの力を発揮できる一塁手や外野手、投手といった重要なポジションに集中できるのです。

大切なのは「できない場所」に目を向けすぎないことです。適正を知ったうえで、伸ばせる場所に導いてあげれば、お子さんの力をしっかりと伸ばしていくことができます。

左投げの子に合った成長の支え方

基本的な練習は右投げも左投げも同じ

当然のことではありますが、ポジションの適正は違えど、捕球や送球といった基本的な練習は右投げも左投げも変わりません。

基本的な技術を習得していく中で、個人に合ったポジションが見つかっていくはずです。

一方で、送球時のステップの仕方が異なってくることには注意しないといけません。

例えば、内野ノック練習でファーストへ送球する場合、左投げは体の向きを入れ替えるようにステップしないとファーストへ投げることはできませんので、しっかりと送球方向にステップして投げるように指導することが重要です。

少年野球では色んなポジションを経験させよう

チーム方針によっては、中々難しい場合もあるかもしれませんが、少年野球のうちは右投げ左投げに関係なく、色んなポジションを経験させることがとても大事だと思います。

なぜなら、様々なポジションを経験することで、野球に対する理解度が上がるからです。

ずっとファーストをやっているよりもショートやサードも経験させることで、ファーストはどういう送球が取りやすいのか、あるいは、取りにくいのかが違った視点から理解することができます。

また、打球を処理する際に他のポジションがどのように動くのかを知るいい機会にもなります。

そのほかにも、色々なポジションで様々な動きを練習することで、身体機能の向上にも良い刺激が与えられると言われています。

我が子も内野ノックでは基本的にファーストをやっていますが、たまにサードやショートをやらせて、色々な動きを経験させています。(将来的にはピッチャーで頑張ってほしいです。)

まとめ:左利きのポジション制限と強みを生かすには

野球において、左投げの選手は守れるポジションが限られるという特性があります。

しかし、それ以上に投手や一塁手、外野手といったポジションで強みを発揮できます。

つまり、左利きだから不利なのではなく、特別な役割を持てるのです。

親やコーチが正しい理解を持ち、強みを伸ばせるよう支えてあげれば、子どもはどんどん成長します。

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