【実体験】30代会社員が1年間の育休を取得!人事への相談から取得までの流れ

ワークライフバランス 育児休業
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みなさん、こんにちは。30代会社員で現在1年間の育休を取得中の3児の父takatyです。

私は第三子の誕生を機に、1年間の育児休業を取得することにしました。「男性の育休なんて本当に取れるの?」「会社での手続きはどうすればいい?」そんな疑問を持つ皆さんに、リアルな体験談をお届けします。

1. 育休取得の決断 – 第三子だからこそ感じたこと

第一子、第二子の時は仕事の忙しさを理由に育休を取らなかった私。しかし、第三子の妊娠が分かった時、妻の大変さを目の当たりにして「今度こそは」という思いが強くなりました。

上の子たちは小学3年生と5歳。保育園の送迎、学校行事、そして新生児のお世話…。妻一人では絶対に無理だと確信したんです。そして何より、子どもの成長を間近で見られる貴重な時間を逃したくありませんでした。

💡 育休取得を決断した理由

  • 妻の負担を少しでも軽減したい
  • 上の子2人のケアも含めた家族全体のサポート
  • 新生児期の貴重な時間を共有したい
  • 男性の育休取得を職場に浸透させたい

2. 早期相談の重要性 – 1月の人事部長面談が成功のカギ

育休取得で最も重要だったのが「早期相談」でした。出産予定日は9月でしたが、人事異動が4月にあることを考慮し、1月に人事部長に相談しました。

人事部長との面談内容

面談日:1月中旬
「第三子出産予定のため、9月から1年間の育休取得を希望します」と率直に伝えました。

人事部長の反応
「早めに相談してくれてありがとう。4月の人事異動で調整できるから助かる」と前向きな反応をいただけました。

具体的な調整内容
4月からは年度途中で抜けても業務に支障の少ないポストに配置、私の育休取得後の業務体制確保について話し合いました。

✅ 早期相談のメリット

  • 人事異動のタイミングで業務調整が可能(異動先の上司に予め情報が伝わる)
  • 後任者の選定・育成に十分な時間を確保
  • 会社側も計画的に対応できるため好印象
  • 自分自身も心の準備ができる

3. 業務の引き継ぎ・調整の工夫 – 年度途中でも支障なし

9月という年度途中での育休取得でしたが、事前の準備により業務に支障をきたすことなくスムーズに移行できました。

4月〜8月の準備期間での取り組み

 📋業務の可視化・標準化

  • 担当業務をリスト化し、重要度・緊急度で分類
  • 手順書・マニュアルの作成・更新
  • 関係者との連絡先リストの整備
  • 定期的な業務の自動化・システム化

 📋後任者への段階的な引き継ぎ

  • 4月〜7月:繁忙期が6~7月に集中している部署だったため、一緒になって業務に取り組みながら、適宜引き継ぎ記録を残していく
  • 8月:比較的余裕ができたため、引継ぎ記録の共有や今後の業務に向けた方向性を伝える

4. 周囲の反応と対処法

私が育休を取得することに対して、上司や同僚、部下の反応はおおむねポジティブな反応でした。

上司・同僚の反応
  • 「若い職員の良い手本」
  • 「素晴らしい決断ですね。家族を大切にする姿勢を尊敬します」
  • 「自分も次の機会には検討したい」
  • 「会社の制度が活用されるのは良いこと」

5. 育休取得前の最終準備

育休開始直前の8月は、最終的な業務整理と家庭の準備に集中しました。

業務面の最終準備
  • 全案件の進捗状況を一覧化し、後任者と最終確認
  • 緊急時の連絡体制を整備(ただし、本当の緊急時のみ)
  • デスクの整理と引き継ぎ資料の最終チェック
家庭面の準備
  • 育児用品の準備・確認
  • 上の子たちへの説明と心の準備
  • 育休中の生活リズムの計画
  • 経済面の再確認(育休給付金の計算など

6. 実際に取得してみて感じたこと

育休を開始して2週間しか経過していませんが、「取得して本当に良かった」と心から思っています。

🌟 育休取得のメリット

  • 家族との絆が深まった:24時間家族と過ごすことで、新しい発見がたくさん
  • 妻の負担が大幅に軽減:産後の回復に集中してもらえた
  • 上の子たちとの時間が増えた:学校行事への参加、宿題のサポートなど
  • 育児スキルが大幅向上:オムツ替え、ミルク作り、寝かしつけが得意に
  • 人生観が変わった:仕事以外の価値観を再発見

想像していなかった発見

意外だったのは、育児の大変さと同時に、その楽しさも想像以上だったこと。赤ちゃんの小さな成長を毎日感じられる喜びは、何物にも代えがたいものでした。また、育休と同時にXを始めて、同じ境遇のみなさんと交流を持てることも収穫でした。

7. これから育休を取るパパへのアドバイス

最後に、育休取得を検討している男性の皆さんへ、実体験に基づいたアドバイスをお伝えします。

🎯 成功のための5つのポイント

  1. 早期相談は絶対必須
    最低でも半年前、できれば8ヶ月前には上司・人事に相談を
  2. 業務の見える化を徹底
    あなたしか知らない業務をゼロにすることが重要
  3. 経済面の事前計算
    育休給付金は給与の約67%。家計への影響を事前にシミュレーション
  4. 家族での話し合い
    奥様だけでなく、上のお子さんがいる場合は一緒に話し合いを
  5. 会社の制度を活用
    就業規則や育休制度を事前にしっかり確認。分からないことは人事に質問
💪 背中を押す一言

男性の育休取得率は上昇しているものの、長期間になると「まだ珍しい」と思われがちです。しかし、実際に取得してみると、多くの人が理解・応援してくれます。何より、家族との時間は本当にかけがえのないもの。迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してください。あなたの決断が、次の世代の働き方を変える力になります。

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